12月8日(土)午後、雪の中、北海道自治労会館において「高齢者向け住宅と新しいサービスは地域包括ケアの切り札となりうるか?」と、いささか長いタイトルの市民セミナーを開催しました。本連絡会が初めて開催する市民セミナーで、第1回会員職員研修会と第3回事業者勉強会を兼ねての開催でした。
第2部のシンポジウムでは、時間配分の関係もあり、地域包括ケアについて掘り下げた討議には到らず、やや消化不良となってしまいました。主催者側としては、反省点が残りました。
第1部の基調講演には厚生労働省から山口義敬高齢者住宅対策専門官をお迎えしました。「地域包括ケアと高齢者の住まいについて」と題し、介護保険制度、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、地域包括ケアなど、現在の高齢者の住まいの状況・制度全般についてお話いただきました。山口専門官は北海道のご出身で、里帰りとあってか終始リラックスしたご様子でお話しいただきました。
サ高住の制度化により、一定収入以上の高齢者の住まいの量的な確保のめどがつけば、次に「低所得高齢者の住まい確保が問題」とおっしゃられていたのが「我が意を得たり」と印象的でした。
ご講演終了後、山口専門官に快諾をいただき、当日講演に使用したパワーポイントのPDF版を公開いたします。遠隔地、あるいは所用でご参加いただけなかった方々は、ダウンロードの上、御一読ください。
なお、データサイズが大きいため4分割でアップ致します。
Copyright © koujukyo All rights reserved.