2020年4月20日(月)
高住協会長のつぶやき(2020年5月号)・・・心と身体の健康を保ちましょう!
先月号では「いやはや大変な事態になったものです」と書きましたが、その時に予想した以上の大変な状況にどんどんなって来ましたね。4月16日には、全国に緊急事態宣言が出されました。高住協でも3月の「事業者勉強会」は残念ながら中止とさせていただきました。とはいえ新型コロナウイルスの拡散予防対策は最も大事なものであり、高住協も当然のことながら全面的に協力して市中感染予防に努めたいと思います。
さて、先月号で「こんな状況でも引きこもってばかりではだめで、散歩やウォーキングなど屋外で人との接触があまりない活動をしましょう」と呼びかけましたが、その後、高齢者が引きこもりがちになることの危険性とその予防について、専門学会等から様々な提案がありました。今回はその中で特にわかりやすい日本ストレスマネジメント学会(ライフスタイル実践領域部会)が提唱している「心と身体の健康を維持するためのあかさたな」を紹介しましょう。今までもよく言われていることが多いかとは思いますが、改めて噛み締めて高齢者向け住宅の入居者の皆さんにも取り組んでいただいて、元気を保ちましょう。
あ あるく 自宅の中で足踏みしてもOKです。天気のよい日は人混みを避けて近所を散歩してみましょう。
か かがむ 脚の筋力を衰えさせないために、太ももの前やお尻の筋肉を鍛えるスクワットや椅子への立ち座りの動作を行いましょう。
さ ささえる 転倒に注意しながら、いろいろなポーズで静止してバランス感覚を鍛えましょう。
た たつ 座りっぱなしだとどんどん筋肉が衰えていきます。できるだけ立って家事などをして過ごしましょう。
な なんでも食べる バランスのよい食事をとって免疫力をつけましょう。お口周りの筋肉も鍛えられます。食べたあとの歯磨きも忘れずに。
は はく(息を吐く) 心の健康のためにも、鼻から吸って口から長く吐く腹式呼吸をゆっくり行いリラックスしましょう。
ま まるめる・まわす 筋肉をゆっくり伸ばすストレッチや関節を回して体をほぐしましょう。
や やすむ 時には休養も必要です。疲れている時や体調の悪い時は無理せず休みましょう。
ら ラジオ体操 満遍なく体を動かすにはラジオ体操が最適です。テレビやパソコン動画に合わせて一緒にやってみましょう。
わ わらう 家の中に籠もっているとだんだん気分が沈んでいきます。1日1回は笑顔になれることを探してみましょう。
また、老年医学会の「高齢者として気をつけたいポイント」もフレイル予防に的を絞って大変わかりやすいチラシを作成しております。ネット検索してご参照ください。